毎日4,000人近く感染者が増えているのに外出規制を緩和する意味がわからない。

毎日4,000人近く感染者が増えているアルゼンチン。

そんな中、外出規制が来週から緩和されます。

まったくもって理解不能です。

現在の感染者の状況
今週まで厳格な「フェーズ1」、来週から大幅緩和
なぜ規制が緩和されるのか
楽しく読めるブログも更新中！
ブログランキング参加中！1日1クリックにご協力を

現在の感染者の状況

最初の感染者から137日目（外出禁止120日目）。感染者総数119,301人（4,518人増・1日の最多記録）・死者2,178人（66人増）。ブエノスアイレス市は1,081人の増加で43,393人。これまでの総退院数49,780人。ブエノスアイレス市（1,081人）とブエノスアイレス州（3,002人）で4,518人中4,083人（９4％）。 pic.twitter.com/BtD6hBW7X8
— いぶし銀。 (@mae_t_yokeko) 2020年7月17日

こちらが最新の感染者状況です。

1日4,000人を超える新規感染者が出ています。

死者も1日50人以上。

ブエノスアイレス市だけで1日1,000人もの新規感染者が出ている状態です。

今週まで厳格な「フェーズ1」、来週から大幅緩和

今週までは非常に厳格な外出禁止措置「フェーズ1」に戻っていたアルゼンチンでしたが、来週からは大幅に規制が緩和されます。

スポーツ目的の外出ができるようになり、週末だけだった子供の外出も週の半分以上で可能に。

さらに衣類や靴を除く小売業の営業が再開されます。

美容室なども営業再開。

（ア）７月２０日（月）
・小売業：近隣商業施設やギャラリー（衣料品及び履物は除く）。身分証明書（ＤＮＩ）の末尾番号偶数者は偶数日、奇数者は奇数日利用可。
・レストラン等：持ち帰り
・教育機関の運営管理
・個人の運動：１８時から１０時。ＤＮＩの末尾番号で偶数日と奇数日に対応。２人まで。社会的距離は２メートル。走っている人以外は口を覆う。広場の運動器具は使用禁止。車や公共交通機関での運動場所への移動は禁止。公園や広場近くでは交通制限あり。
・公証人
・音楽のストリーミング配信
（イ）７月２１日（火）
・年少者の気分転換のための外出：火曜日、木曜日、土曜日、日曜日の１０時から１８時まで。ＤＮＩ番号による制限はなし。自宅から５００メートルの範囲内。６歳以上はマスクの使用。社会的距離を保つ。一日あたり最大６０分。
・公園及び広場の開放：滞在は不可（通り抜けのみ）、遊具や運動器具の使用は不可。
（ウ）７月２２日（水）
・小売業：衣料品及び履物販売の追加（ＤＮＩ番号末尾による対応は継続）。
・礼拝：管理業務、オンラインでの配信、個人のお祈り（場所の広さによる制限あり）。
・洗車。
・犬の散歩業者。
・おもちゃ。
（エ）７月２５日（土）
・引越（ただし、週末のみ）。
（オ）７月２７日（月）
・年少者とのレクリエーションのための外出：毎日１０時から１８時までに延長。１日１時間まで。
・弁護士。
・アートギャラリー（順番性）。
（カ）７月２９日（水）
・美容院、脱毛、マニキュア、ペディキュア。
・心理学者。
・教育心理学者。
・作業療法士。
・神経発達障害者と高齢者のための運動科学者。
・自閉症スペクトラム障害者のための言語病理学者。
（キ）８月３日（月）
・交通量の多い通りの近隣商業施設（衣料品、履物店も含む。ただし、日毎にＤＮＩ番号で制限。Liniers、Retiro、Constitucion、Calle Avellaneda、Onceなどのターミナル地点は含まない）

とまぁこんな感じですよ。

なぜ規制が緩和されるのか

大統領やブエノスアイレス市長の談話によれば、「1日あたりの新規感染者が1,000人程度で安定している（急激な増加がない）」ということらしいのですが、

1日1,000人増えるってとんでもない人数じゃないの？

と僕なんかは思っちゃうわけです。

いわゆる「基本再生産数（R0）」が今のところ「R=1」らしいのです。

Rが1より大きいほど感染が拡大していき、Rが1より小さければ感染が収まっていくというのが理論らしいのですが、このR=1というのは「1人の感染者が他者に感染させる数が1人」とのことです。

それって人数がどんどん増えていくんじゃないの？

今現在市内だけで1日1,000人も新規感染者が増えている状態で外出規制を緩和するというのは自殺行為だと僕は思うんですが、どうなのでしょうか。

少なくとも僕は第2波・第3波が来ると思っているので、絶対に家から出ないし家族を外出させることはしません。

まだこの状況では幼稚園は再開されないはずなのでよいですが、安心できる状態になるまでは幼稚園も休ませようと思っています。

フロリダで検査を受けた54,022人の子供のうち31.1％が陽性。無症状の子供の肺にも損傷が見られ、今後慢性的な肺疾患等の後遺症がどう表れるか予測が付いていない。
教員組合は教師と保護者も危険にさらすとし、小児学会も「公衆衛生機関は政治ではなく科学的証拠に基づいて勧告すべき」との声明。 https://t.co/hVZLz8mS0X
— Creamyjampan (@creamyjampan) 2020年7月17日