【帰国準備01】アルゼンチン撤退を決断した理由。
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チーム我が家がアルゼンチン撤退を決断した理由はいろいろあります。
まぁしばらくずっと悩み続け、決めた瞬間は早かったですね。
- コロナウイルスのパンデミックが最大の理由
- 家族全員のスペイン語の習熟度合いも原因の一つ
- 実家に何かあったときにかけつけることができない
- アルゼンチンが嫌いだからという理由では決して無い
- とはいえこのタイミング以外はなかった
- 決断以降は大変な精神状態になった
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コロナウイルスのパンデミックが最大の理由
最大の理由はコロナのパンデミックでした。
もし家族の誰かが感染したら、あっという間に全員感染するでしょう。
運良く軽症で済めばよいですが、強毒化した変異株に感染した場合、下手をしたら死ぬ場合もあります。
万が一僕と妻がそろってアウトということになってしまったら、 親戚もいない状態で子どもたち二人（と風ちゃん）が残されることになります。
そうなると確実に一家全滅でしょう。
それならばまだ親戚が来られる日本に戻ったほうがよいだろう、という判断です。
また、病院で症状を伝えたりするのもやはりスペイン語だと苦労します。そこも非常に大きな理由でした。
家族全員のスペイン語の習熟度合いも原因の一つ
あとは家族全員のスペイン語の習熟度合いも原因の一つです。
まぁこれは僕の勉強不足というのが多分にあるのですが、コロナによるロックダウンも大きな原因です。
ロックダウン中、我が家の中は完全に「日本」でした。
僕は生徒も日本人ですし、ライター業のクライアントも日本にいます。
幼稚園のパパママとの交流も最小限でしたし、スーパーに行くこともありませんでした。
ということで、スペイン語に全く触れずにほぼ1年過ごしてしまったのです。
これは娘も同様で、せっかく3歳クラスで徐々にスペイン語に慣れてきたと思ったら、4歳クラスは10日間しか行かれず。
5歳クラスが始まってしまったときにはスペイン語を完全に忘れてしまっていました。
半年幼稚園に通っても、まだまだ全然スペイン語がわからない状態です。
ロックダウン中は日本語の動画のほうが好きになってしまい（それまではスペイン語の動画も見ていたのですが）ました。
ピカチュウ大好きな二人。もちろん全部日本語です。
このまま来年小学生になったら（アルゼンチンでは6歳クラスから小学校になります）、勉強の内容が全くわからないでしょう・・・
お友達とはすごく仲良くしているんですけどね。
息子は生後半年〜1歳半までずっと家の中にこもりきりで、完全に日本の文化で育ってしまっていました。
気に入って見ているYouTubeの動画も日本のものでしたし。
ということで、日本の幼稚園や小学校に通わせたほうがいいんじゃないかと考えるようになりました。
実家に何かあったときにかけつけることができない
実家の両親に何かあったときに、アルゼンチンからだとかけつけることができないというのも大きな理由です。
日本国内にいれば、遠くても飛行機でひとっ飛びできますが、アルゼンチンからだと丸2日かかる上に長い自主隔離期間が待っています。
アルゼンチンが嫌いだからという理由では決して無い
アルゼンチンが嫌いだからという理由では決してありません。
もちろん不便なことはありますが、それは日本にいてもきっとあるでしょう。
大きな理由は
- 子どもたちの教育
- 家族全員の健康と、万が一への備え
- 実家から遠く離れていること
- 日本なら十分な仕事がある
- 老後への不安
ということでした。
教育面・健康面・経済面ですね。
とはいえこのタイミング以外はなかった
帰るかどうかというのを決めたのはあっという間でした。
妻と「もっと早く帰るという選択はできたのか？」ということについても話したんですが、
2016年：来亜＆娘が生まれる
2018年〜2019年：息子の妊娠・出産
2020年：ロックダウン
2021年：帰国を決断
という感じだったので、これより早く帰国するというのはなかったでしょうね。
また、これ以上帰国を遅らせるということもできませんでした。
僕の年齢的に、たぶん帰って就職活動をするのがギリギリだと思いますし。
また、息子が2歳（帰国時は3歳）ということで、長時間のフライトにも何とか耐えられそうな年齢になったというのも大きいです。
8月3日に「どういう状況になったら帰国を決断するか？」という相談を妻とし始め、翌日には帰国を決めていました。
仲良しのJちゃんママからは「銀さんたちは、決めたら行動早そうだよね」と言われていましたが、本当に早かったですね。
決断以降は大変な精神状態になった
実は帰国を決断してからはそれはもう大変な精神状態になりました。
日本に帰れるワクワク感、
風ちゃんと無事に帰れるかどうかというハラハラ感、
引っ越しで荷物を減らさなくてはいけないですし、
退去から出国までやることは満載です。
とはいえ、半年間の準備期間があるんですけどね。
それでも、数日間いろいろ考えすぎて脳がフル稼働してしまい、布団に入っても眠れない上に全く眠くないという状態が僕も妻も3日ほど続きました。
後日また記事にしますが、引越し業者の方（お友達なのです）に相談をしたあたりでやっと安心して眠れるようになりました。
来るときは大変でしたが、帰るときはもっと大変そうです。
がんばります。
2021年08月10日記す
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