猫と文具とアルゼンチン。

横浜から沖縄へ。沖縄からアルゼンチンへ。さすらう夫婦の冒険譚。ついに家族揃って帰国が決定。

アルゼンチンの家および家探しについて。

 


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アルゼンチンの家探しはなかなか大変です。

初めてこちらに移住してくるという方はぜひ参考にしてみてください。

アルゼンチンで賃貸契約をするときには

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ブエノスアイレスで賃貸契約をする際は、「保証人(Garantía)」が必要になります。

保証人とは、「ブエノスアイレス市内に不動産を所有している人」という条件があるため、地元の人でもアパートを借りにくいというのが問題になっています。

 

そのため、保証会社を利用するという方法もあります。

ただし、保証会社を利用する場合にも保証人(2人まで)が必要になるため、知人や会社の同僚・上司などの力を借りるとよいでしょう。

 

保証会社を利用する場合の保証人は不動産を所有している人ではなく、収入面での条件をクリアする必要があります。

詳しくは以下の記事に書いてあります。

 

nekobungu-argentina.hatenablog.com

 

ただし、この記事の内容は2018年時点での情報なので、今はまた少し変わっているんじゃないかと思います。

詳細は不動産屋さんに聞いてみてください。

 

ちなみに、保証人もおらず保証会社も使えないという場合には、以下のような裏技があります。

試してみるのも手ではないかなと思います。

nekobungu-argentina.hatenablog.com

 

どうやって家を探すか?

家の探し方ですが、いろいろと方法があります。

 

住みたい地域を絞っておく

住みたい地域を絞っておくと探しやすくなります。

治安や交通の便、スーパー・薬局・銀行などがあるかどうかチェックしておきましょう。

 

不動産ポータルサイトで物件を探す

最も便利なのが不動産のポータルサイトを利用することでしょう。

「Zonaprop」や「Argenprop」が有名です。

Zonapropはスマホアプリもあるはず。

ここが一番間違いがないでしょう。

 

ただし、中には詐欺物件もあります。

我が家も一度詐欺にあったことがあるのですが、

  • 個人名で掲載している人はNG
  • 不動産業者の名前をGoogle検索してみる

という2点で詐欺被害を防ぐことができるかもしれません。

 

不動産屋さんに飛び込みで聞いてみる

住みたい地域が決まっているのであれば、その地域の不動産屋さんに飛び込みで質問してみましょう。

ただし英語を話せる人はほとんどいないと思われるので、全てスペイン語でのやり取りになります。

なかなかハードルが高いですね。

 

mercadolibreを利用する

日本で言うAmazon楽天のようなショッピングサイト「mercadolibre(メルカドリブレ)」には、不動産の賃貸物件が出品されていることがあります。

不動産業者を通さずに個人で貸したいという人はもちろんですが、不動産業者が物件を掲載している場合も多いです。

Zonapropなどには載っていない物件を探すこともできるので便利ですよ。

 

AirBnBなどを利用する

AirBnBなどのサービスを利用するのも手段の一つです。

我が家もこちらに到着して半年程度はAirBnBを使っていました。

予約が入っていなければ延長もできますしね。

ただし、家賃が高いのが問題点です。

ずっと住み続けることは難しいでしょう。

 

AirBnBに長期滞在しながら物件探しをするのもよい

我が家はは半年程度AirBnBに滞在しながら物件探しをしていました。

実際に現地に行って土地の雰囲気を確かめながら選ぶことができるのでおすすめです。

ただし、AirBnBの契約期限が迫ってくると少し焦ります。

我が家はもともとAirBnBで3ヶ月間契約をしていたのですが、さらに3ヶ月伸ばして半年の滞在になりました。

 

アルゼンチンの家の特徴

アルゼンチンの家は日本の家とかなり異なります。

カルチャーギャップに驚くこともあると思うので、色々列挙しておきましょう。

 

築年数で家賃が下がることはない

アルゼンチンでも新築物件は当然高いのですが、築年数が長いからという理由で家賃が下がることはありません。

むしろ古めの物件の方が作りがしっかりしているため好まれる場合もあります。

 

我が家は築60年ですが、他の物件に比べてすごく安いということはないです。

 

なお家賃の相場はその都度変動するため、ここでは載せないでおきます。

どうせすぐ変わっちゃいますからね。

 

どこかしら壊れているのでDIYで直そう

水道のパッキンが古くなっているとか、ガス給湯器がつかなくなったとか、トイレを流したら水が止まらないとか、まぁそういうことは日常茶飯事です。

あって当然。

入居したら退去者が掃除をしていなかったとか、壁にカビが生えていたとか、そういうのが当たり前だと思ってください。

 

逆に、水道やガスなどの設備を修理して領収証を不動産屋に渡すと、家賃からわりびいいてくれることがあります。

ただしこちらに責任がない場合に限りますし、契約内容にもよりますけどね。

 

壁にカビが生えるということもよくあるので、カビをこそげ落としてペンキを塗り直しても全然OKです。

水道管や排水管など、直せるところがあればDIYで直しちゃっていいというのが日本と違うところでしょうか。

日本だと物件の壁をペンキで塗り直すなんてNGですよね。

 

金物屋さんは街中にたくさんありますし、ホームセンターでもいろいろな材料を揃えることができるので便利です。

 

換気扇がないことが多いのでカビが生えやすい

日本だとどんな家であっても換気扇があります。

少なくともトイレとキッチンにはありますよね。

アルゼンチンには換気扇がないことが多いです。

換気口はありますが、強制排気できる換気扇はついていません。

 

ということで、室内に湿気がこもりやすいため、カビがよく生えます。

今まで住んだ3軒の家すべてでカビに悩まされました。

 

アルコールや漂白剤などを使ってカビ取りをしたあと、防カビ剤入りのペンキを塗ってなんとかしのいでいます。

 

エレベーターのドアが手動

日本だとエレベーターのドアは自動で閉まりますが、こちらのエレベーターのドアは基本的に手動です。

内側・外側の両方のドアを閉めないと動かないようになっていますのでご注意を。

 

近隣でパーティーをしていてもびっくりしないこと

週末になると、どこかしらの家でパーティーをしています。

それこそ深夜3時ぐらいまで大音量で音楽が鳴り響いていることもあります。

そんなもんです。

不快だったら警察を呼んでしまいましょう。

 

たいていの物件がペット可

アルゼンチンは犬を飼っている人が非常に多いです。

そのため、たいていの物件がペット可です。

犬や猫を飼いたいという方には素敵な環境ですね。

日本は「ペット可」という条件を加えるだけで一気に物件の数が減りますからね。

 

とはいえ日本に帰国する予定がある人はペットをお迎えするのをよく考えてからにしたほうが良いですよ。

日本から連れてくるよりも、日本に連れて帰るほうが大変です。

すごく大変です。

金銭的に余裕があるなら、ペットの輸送関連を取り扱っている業者があります。

獣医の紹介から何までまですべて日本人スタッフ(社長)がアテンドしてくれます。

 

「土間」はないので工夫しよう

アルゼンチンでは靴を脱がずに家の中に入ります。

そのため、日本のような「土間」に当たるスペースはありません。

テープを貼るなりマットを置くなり柵をつけるなりして工夫しましょう。

友人や業者などの来訪者があった場合は「ここで靴を脱いでね!」と言わないと、そのまま入られます。

ご注意を。

 

給湯器はコンロはマッチなどで火を付ける

日本の給湯器やコンロは自動で火がつきますが、こちらでは給湯器に火をつけるときもガスコンロやオーブンを使うときもマッチやライターなどを使います。

「火がつかないぞ?」と思ったら、ガスが出ている内にマッチやライター、チャッカマン的なやつで火をつけてみてください。

自動でつくことはほぼないと思って良いでしょう。

 

住めば都だよ

日本の家とはずいぶん違う点がありますが、アルゼンチンの家もなれてしまえば住みやすく感じられます。

まさに「住めば都」ですので、ぜひ楽しんで生活してみてください。

 

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アルゼンチンで日本人向け家庭教師をやりつつ教育ブログを書いてます。

中・高・大学受験情報やおすすめ勉強法、コラムなどを書いているのでぜひご覧ください。

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こちらはコロナ対策関連について書いているnoteです。不定期更新。

こちらは本館・文具ブログです。猫の風ちゃん成分多めです。 

 

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