猫と文具とアルゼンチン。

横浜から沖縄へ。沖縄からアルゼンチンへ。さすらう夫婦の冒険譚。ついに家族揃って帰国が決定。

【帰国】帰国時の手続きと所要時間はどのくらいだったのか?

 


ads by Google

今後海外から日本に帰国する方も少なからずいらっしゃると思うので、帰国時の手続きや所要時間について記録しておこうと思います。

ただし、あくまで「我が家の場合」であり「成田空港では」ということになります。

着陸から降機まではあっという間だった

3月23日の15時40分の予定時刻ジャストに着陸したスイスインターナショナルエアラインズ

いや、スイス最高でしたよ。機内食おいしかったし、着陸直前にもらえるスイスのチョコはめっちゃくちゃおいしかったし。

 

しかも僕らが乗ったチューリッヒ発成田行きのLX160便はガラガラだったので、好きな席に座り放題。空いている列で横になって眠ることもできました。

(ただし同じ便に娘を含めて3人の陽性者がいた)

 

着陸してから飛行機を降りるまで1時間以上缶詰になったという人もいるようですが、僕らが乗った便はあっという間に飛行機を降りることができました。

コロナの検疫の影響などは全く感じられられないぐらいの早さで降りられましたね。

 

降りたら検疫の長い行列ができていた

飛行機を降りて空港内に入ると、検疫待ちの長い行列ができていました。

着陸から20分後にはすでに行列に並べていたので、この時点ではかなりスムーズだったと言えます。

 

成田空港内は無料Wi-Fiが使える

成田空港内では無料のWi-Fiが使えます。

時間制限などもないので、いつでもファストトラックの画面を提示することが可能です。

待ち時間にYouTubeを見せることもできるので、非常に便利でした。

 

最初の書類確認

列の進みも早く、最初の書類確認に到着。

事前に「ファストトラックを表示しておいてください」とのアナウンスがあったので、窓口でファストトラックの画面を見せました。

全員分のパスポートと代表者1名の航空券を提出し、「健康カード」と呼ばれている紙をもらって次へ進みます。

 

この健康カードには「陰性証明書の有無」「便名」「強制隔離の有無」などが書けるようになっており、検疫の最後までずっと使うことになっています。

 

めちゃくちゃアナログだなぁ・・・

ファストトラックやってるんだから、このあたりも全部デジタルにしてくれよ、と思っちゃいますけどね。

まぁスマホ使えない人やネット環境のない人もいるでしょうから、仕方ないですが。

 

抗原検査に向かう

次は抗原検査の検査場に向かいます。

そこでは先ほどもらった手書きの「健康カード」を渡し(返却されます)、検査用の試験管をもらいます。

小さなブースに入って指定された量の唾液を試験管に入れて係の方に手渡して終了。

なお唾液をうまく出せない人は鼻に綿棒を突っ込みます。

息子は綿棒でお願いしました(もちろん泣きました)

 

唾液でも綿棒でも所要時間が同じ、と言われましたが、唾液は抗原検査・綿棒はPCR検査のようなので、所要時間が倍以上違ったようです。

 

全体的に言えることなのですが、人によって説明が違うことが非常によくありました。

状況をちゃんと理解している人と理解していない人の差が大きく、どの情報が正確なのか全くわかりません。

これは隔離先のホテルでも同様のことが言えました。

人によって全く言っていることが違うので、かなりストレスになりました。

 

検査後にはパスポートに試験管の番号の書いてあるシールを貼られます。

検査結果は番号を呼ばれてから取りに行く形になります。

 

待合場所でもファストトラックを見せる

検査終了後は待合場所で検査結果を待つことになります。

待合場所に行くまでにファストトラックを見せ、待合場所の受付でまたファストトラックを見せます。

このとき最初にもらった手書きの健康カードも提示します。

 

そんなに何回もファストトラック見せる必要なくない?と思うんですけどね。

同じものを何度も何度も見せるのは手間ですし、これまたストレスでした。

 

待合場所の受付では手書きの健康カードに座席番号を書かれ、指定された椅子で待つことになります。

待合場所はA〜Dのエリアに分けられ、それぞれ椅子に番号が割り振られていました。

 

ここまで列に並んでから30〜40分程度かかっています。

 

1時間程度で結果が出るはずが3時間待った

さらに1時間で抗原検査の結果が出るはずなんですが、我が家は3時間かかりました。

なぜなのか全くわからないのですが、

  1. 娘が陽性だったから
  2. 息子の検査がPCRだったから

のどちらかだと思います。または両方かもしれません。

 

5〜10分おきにアナウンスが流れ、検査時にパスポートに貼られた番号が呼ばれます。

陰性のときのみ呼ばれるということで、我が家はいつまで経っても呼ばれませんでした。

 

JALの職員の方が近くにいたので「全然呼ばれないんですが」と伝えるとiPadで検索して調べてくれました。

そのたびに「まだですねぇ」となっていたんですが。

 

職員の方がわざわざ探しに来て「陽性」と伝えられた

ちょうど3時間経ったところで、おそらく医療班だと思われる職員の方が我が家をさがしに来て、娘が陽性であるということが伝えられました。

 

そこで

  1. 娘はホテルで7日間隔離(成田空港から10分程度のホテル)
  2. 誰が娘に付き添うか(僕が付きそうことに即決)
  3. 預け荷物をホテル組と帰宅組で分けてほしい

という3点を告げられました。

 

問題だったのは預け荷物でしたね。

どのスーツケースに何を入れているのかイマイチわからないうえ、同じ色のスーツケースを持っていたので「1つは不要」「1つは必要」という困ったことが起こりました。

さらに衣類を入れたボストンバッグは「僕と息子の衣類」「妻と娘の衣類」でわけていたので、僕と娘の衣類を持ってホテルに行くにはボストンバッグを全部持っていかなければ行けない状況だったのです。

 

結局、

  • 衣類の入ったボストンバッグは全部ホテル行き
  • 衣類以外のスーツケースは全部自主隔離のアパート行き

ということになりました。

 

ここまでで着陸から4時間ちょっとかかっていました。

 

陽性だった人は別室に移動

ここで陽性だった娘と付き添いの僕は別室に移動します。

中には他に3人の人がおり、そのうち2人が同じ便でした。

同一の便から3人の陽性者って結構多いと思うんですけどね。

 

そこでは医師の問診やホテルへ移動するスケジュールなどが伝えられ、1時間程度待たされてからホテルへ移動。

荷物は空港職員がホテル行きのバスに乗せてくれたので、手荷物のみで移動することができました。

 

15時40分に着陸して、ホテルについたのは21時半ごろ。

約6時間かかってホテルに到着しました。

そこからホテルで問診・体温測定・血中酸素濃度を測ったりホテルでの注意事項などを説明されたりして、結局部屋に入ったのは23時近く。

ふたりとも寝たのは24時を回っていました。

 

娘は5歳なのですが、長時間の待機も我慢してくれました。

我が娘ながらえらいと思います。

 

なお、妻はこのあとも検査結果が呼ばれるまで30分以上待たされました。実は娘が陽性だと言われた時点で妻・息子・僕が陰性なのは教えてもらっていたのですが。

f:id:neko-bungu:20220404073300j:plain

その後

  1. 預け荷物受け取り
  2. 風ちゃん受け取り
  3. 動物検疫所
  4. 税関
  5. 空港の外でハイヤーの方と合流

という流れでした。

 

動物検疫所のチェックは非常に早かった

f:id:neko-bungu:20220404073507j:plain

動物検疫所では「書類のチェック」「マイクロチップの確認」だけで、非常に早く手続きが終わったようです。

 

我が家はアルゼンチンで「田中国際引越&物流」に猫の輸送手続きを全部依頼していたので、エセイサ国際空港で社長さんから「この書類を空港で見せてください」と必要書類をひとまとまりにしていただいていたので、手続きも楽だったようです。

 

www.tmoving.com.ar

 

iPadなどがあると便利

検査が陰性だったとしても、最速で2時間以上かかります。

そのうち1時間は検査結果を待つために座っている必要があるため、スマホiPadで暇がつぶせると便利ですね。

特にお子さんがいる場合はiPadがめちゃくちゃ役に立ちます。

娘も待ち時間中はずっとiPadで動画を見ていました。

 

【要望】空港検疫をPCR検査にしてほしい

空港でのコロナ検査は「抗原検査」という検査です。

抗原検査はPCR検査に比べて精度が悪く、数千倍もの精度の差があります。

そのため、本当は陽性なのに「陰性」になってしまう、いわゆる「すり抜け」ということが起こりやすくなります。

 

空港での抗原検査で「陰性」と出たのに、その後会った友人に感染させてしまい、感染した友人が亡くなった・・・という出来事がニュースになっていたほどです。

 

PCR検査は抗原検査と実はコストも時間もほとんど変わらないと言われているため、それならより精度の高いPCR検査にしてほしいなぁと思います。

 

アルゼンチンではいつでも誰でも無料でPCR検査が受けられましたから、PCR検査をろくに受けられない(受けられても有料だし高額な場合がある)という状況は、本当に不満です。

 

PCR検査の試薬が不足しているという話も聞いたことがあるんですが、せめて空港検疫ぐらいはPCR検査にしてほしいと思います。

日本は島国ですから、入り口をしっかり引き締めるのはコロナ対策としては有効だと思うんですけどねぇ。

 

あとはPCR検査をいつでも無料(または安価)で受けられるようにしてくれないと、いつまで経ってもコロナを抑え込むことはできないと思います。

 

ということで、帰国後10日経ったところでまだ覚えているうちに空港での手続きと所要時間を記しておきました。

帰国される方の参考になれば幸いです。

 

 

昨日は6年ぶりに日本のホームセンターに行って品揃えと便利さに感動したので、あとは100均とスーパーと業務スーパーに行く予定なんですが、

 

あいにくの雨なので外に出られません(苦笑)

 

傘はアルゼンチンであげてきてしまったので、雨だと外に行かれないんですよねぇ。

 

早く外に出たいと思います。

 

2022年04月04日(月)記す

 

楽しく読めるブログも更新中!

こちらは本館・文具ブログです。猫の風ちゃん成分多めです。 

現在は週1回・週末更新にしていますが、帰国後は文具・ガジェット・ライフハック・日常生活・風ちゃんなど雑多な感じの文具ブログにしようと思っています。

 

ブログランキング参加中!1日1クリックにご協力を

ブログランキングに参加しております。

クリックしていただいた数によって毎日ランキングが変わります。

ぜひ1日1クリックにご協力ください!よろしくお願いします。

にほんブログ村 海外生活ブログ 海外移住へ
にほんブログ村